(日本語) #Asian Talk 023「大和撫子」像の生成 -現代中国人の日本観に問う-
One Way Street Tokyo 東京都中央区銀座1丁目6−1, 東京, Japan【イベント情報】 ゲスト:江暉(中国広州・中山大学外国語学院准教授) 日時:2023年12月3日(日曜日) 14:30-16:00 店名:単向街書店 東京銀座店 住所:東京都中央区銀座1-6-1 形式:日本語イベント 費用:1000円(単向街書店・銀座店の年間会員は無料) 自由席:35席 応募方法:上部「Get Tikets」のボタンをクリックし、購入画面へお進みください。 ※購入後、お客様の都合によるキャンセルの返金は致しかねます。 【イベント紹介】 驚いたことに、多くの中国人が持つ日本女性のイメージはまさしく「大和撫子」であるそうだ。では日本男性に対してはどうなのだろう。そもそも日本という国に対してはどのようなイメージを持っているのだろう・・・ 親日/反日感情、愛国/反日教育・・・多くの人々はこれらの言葉をメディアや書籍を通して目にしたことがはずだ。 一体中国人がイメージする日本というのはどんなものなのだろうか。またそのイメージに影響を与えている要素は何なのか。 これらの事を江晖先生の研究から新たに学び、改めて隣国の交流について考えていく。 【ゲスト紹介】 江暉(こう き) [プロフィール] 中国江蘇省生まれ。2005年から2017年まで日本留学。 東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了。博士(社会情報学)。愛知大学ポストドクター研究員、東京大学情報学環交流研究員を経て、現在、中国広州・中山大学外国語学院准教授。 [主要著書] 『現代中国人に日本はどう「イメージ」されるか——メディアが構築する21世紀の日本(Japan in Chinese Eyes: Japan Constructed by the 21st Century Media)』(ひつじ書房、2023年)、『中国人の「日本イメージ」の形成過程——その構造化の背景と変遷』(桜美林大学北東アジア総合研究所、2014年)、『百年後の検証:中国人の日本留学およびその日本観』(共著、三和出版社、2015)、『チャイナードリームと日中関係』(共著、桜美林大学北東アジア総合研究所、2016年)ほか。 【関連図書】 著作:現代中国人に日本はどう「イメージ」されるか メディアが編集する21世紀の日本 (ひつじ書房) 本書は日中関係及び日本社会における対中世論の現状とその問題点を踏まえ、中国の一般国民が認識している「日本」の全体像を体系的・学術的に提示することを目的としており、「認知」と「評価」、「感情」、「行動意図」という4つの要素から中国人が抱く「日本イメージ」を再定義し、その構造内部における力学関係、またその形成過程において「内的心理要素」と「外的情報源」の種々の規定要因が果たしている役割を実証的に考察することを試みたものである。 「若年層が反日/親日?」「沿岸部が親日で、内陸部が反日?」「愛国教育=反日教育?」「ネット右翼が存在する?」「接触すれば好きになる?」、というようなほぼ定説になっている見方をデータで検証する。また、2023年現在、国際情勢が激しく揺さぶられる中、人間―社会、国民―国家の関係を改めて考える必要があろう。