
Asian Talk 164 宋王朝をいかに認識するか
06-21 /14:30 - 16:00
無料 – ¥1,500.00
【イベントテーマ】
Asian Talk 164
宋王朝をいかに認識するか
【イベント紹介】
これまでの中国の歴史研究において、宋王朝に対する評価は二極化している。長期的劣勢に置かれ、領土割譲と賠償金の支払いが常に発生し、攻められるばかりの宋王朝を「陋宋(ろうそう)」と呼ぶ否定的な見方が存在する一方、「中華文化が宋の時代にピークに達した」という肯定的な見方も存在する。特に近年の「宋代ブーム」は多くの人々に宋代こそが中国史上最も良い時代だと思わせた。そのうえ、宋代にタイムスリップしたい人まで現れた。
果たして、どちらの評価が歴史の実像に近いのか。
内藤湖南が提唱した「唐宋変革論」はどのような貢献をしたのか、この説は宋以後の全ての歴史に当てはまるのか。
宋代の政治の特徴とは何か、北宋と南宋とはどのような区別があるか、「崖山以後に中国なし(崖山之后无中国)」という言い方は成立するのか。
そして、宋代が現代にどのような精神的遺産を残したのか。
今回の登壇者は歴史学者の王瑞来氏である。王瑞来氏は約50年間の宋代研究のキャリアを持ち、本講演では彼が自らの考えや研究成果を語りながら、以上の問いと参加者が関心するトピックに答える。
【ゲストプロフィール】
王瑞来(登壇者)
歴史学博士
現在は学習院大学東洋文化研究所研究員。中国国内では、四川大学特聘教授、河南大学講座教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授などを歴任。主な研究分野は宋代を中心とする中国史・文献学・思想史であり、日本古代史も渉猟する。
1982年に北京大学中文系古典文献専攻を卒業。『宋宰輔編年録校補』(中華書局)、『宋代の皇帝権力と士大夫政治』、『君臣――士大夫政治の下の権力空間』など、中国語・日本語の研究書および古典籍整理書が単著で31冊出版している。近著に『士人の民間への歩み――宋元変革と社会の転換』がある。
これまで発表した論文は300点以上ある。2015年には、代表的な単篇論文を収録した全5巻の《王瑞来学術文叢》を出版。
王前(司会・翻訳)
人文学者。主要研究領域は政治哲学、思想史。
【イベント情報】
ゲスト:王瑞来、王前
日時:2025年6月21日(土曜日)14:30-16:00
場所:単向街書店・東京銀座店
東京都中央区銀座1-6-1
使用言語:中国語・日本語
全席自由席(40席)
座席は先着順でございます。時間の余裕を持ってご来場ください。
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【一般入場券】
費用:1500円
上部「Get Tickets」のボタンをクリックし、購入画面へお進みください。
お客様都合によるキャンセルは一切承っておりません。何卒ご了承ください。
【当日券】
費用:1500円
店頭レジにて販売しております。
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来店参加の方へ
イベントの開演時間の30分より、入場受付を開始いたします。
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年間費会員申込コード
◎年間費会員会費:33,000円/年(税込)
【会員特典】
1、中国語書籍(簡体)3割引
2、番号付き会員カード
3、無料ドリンク券12枚の進呈
4、イベント無料参加