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レコードと文学との対話1
02-22 /18:00 - 20:00
¥1,500
【イベントテーマ】
春を信じて
You must believe in Spring
【イベント詳細】
共同主催:馬遲(DJ/Li-Pi Records)、无地址岛屿(Undefined Islands)
時間:2025年2月22日(土)18:00-20:00
場所:単向街書店・銀座店
アドレス:東京都中央区銀座1-6-1
参加方法:QLコードでチケット購入
費用:1500円
形式:レコードバー&春の朗読(アートコラボ実践)
【イベント紹介】
春を信じて
You must believe in spring
ーーレコードと文学朗読会 (アートコラボ探索・実験)
大風が過ぎ去り、空の色が変わったが、冷たいビールはもう少し待つだろう。
風が止むのを待ち、空の色合いが暖かくなるように待ち、太陽の光が肩に当たるほど温かくなるのを待ちながら、まるで希望を抱いて憧れるように。冬の終わりはいつも長く、なかなか幕を閉じないドラマのように感じる。
Bill Evansのメロディーが流れているピアノの鍵盤の上に、春の潜むささやきを聞く。それはレコードの溝に隠れている。
1977年、Evansの人生はどん底にあった——親友を失い、バンドは解散し、健康問題が次々と押し寄せた。しかし、この特に広々としたパッセージで、メロディーは次第に明るくなり、凍った土の裂け目に落ちる細かい雪のようで、淡い憂いと希望が湧き上がる。
《B Minor Waltz》は孤独と救いについての曲で、ゆっくりとしっかり流れる。彼の演奏は常によくある種コントロールされた優雅さを持ち、悲しみでさえも落ち着いて聞こえる。ピアノのペダルが離れると、部屋中が雪解けの小川で満たされる。
春を信じることは、優しい呪文のようで、深くて敬虔である。
**募集:**
2月22日(猫の日)の夕暮れ、あなたを「音楽と文学」の共鳴実験に誘います。
朗読に参加してくださる方を募集しています。文章や詩など自由に選んでください。また、お気に入りのレコードを持ち寄って再生することも歓迎します。
音楽の準備のため、選んだ文章や詩の一節、またはレコードの曲目を「春信」というタイトルで、lipi-records@hotmail.com まで事前に送ってください。
エリオットの《荒地》の厳しさから、朴樹の《白樺林》の鳩まで、
レコードの円運動の下で、古い本のページを解体し、春の文法を再構築してみる。
【ゲスト紹介】
|馬 遲
Li-Pi Records創始、レコード発行
同軸プロペラ・ヘリコプター・トランスミッションエンジニア
北京航空航天大学で航空機の設計と工学を専攻し、同軸対向プロペラ・ヘリコプターランスミッション構造エンジニア。2009年、北京798 芸術区で中国国内最大のレコードシップと言われる莱蒎黑胶唱片(Li-Pi Records)を立ち上げ。創始者である馬遲は常にアナログ文化の保護、支援活動に尽す。15年の中、中国の他、香港、台湾、日本、韓国はもちろん、アメリカ、ドイツ等でも活動。現在は北京をはじめ、杭州・上海・東京でも拠点展開中。 2023年、香港の元キングソフト音楽プロデューサー・Melvin Wong氏と協力し、Li-Pi Records店内にライブハウス「MUSEUM」を立ち上げ。現在、東京を拠点とし、書店、カフェなどで音楽対談、アートコラボイベント、DJイベントを展開中。
| 无地址岛屿(Undefined Islands)
地域と文化を越えた独立系アートプラットフォームです。「定まらない境界」から生まれ、身体と空間、移民、女性とアイデンティティの移動、ゲームとアート、地域文化と現地のアートなど、さまざまな境界にまつわるテーマを取り上げています。インタビュー/対談/批評/研究/展覧会、イベント企画などを通じ、地域的/分野的な境界を越えた「浮遊島のような」アート実践を展開します。