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Asian Talk111 「可能性」としての「東アジア」とは何か
11-16 /14:30 - 16:00
無料 – ¥1,500.00【イベントテーマ】
Asian Talk 111
可能性としての東アジア
【ゲストプロフィール】
子安宣邦
1933年生まれ。日本思想史家。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)修了。
大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長。
――著書――
『思想史家が読む論語』(岩波書店)、『〈新版〉鬼神論』
『日本ナショナリズムの解読』『「歎異抄」の近代』
『三木清遺稿「親鸞」──死と伝統について』(白澤社)、
『「アジア」はどう語られてきたか』『昭和とは何であったか』(藤原書店)、
『国家と祭祀』『「近代の超克」とは何か』『和辻倫理学を読む』(青土社)など多数。
【イベント情報】
ゲスト:子安宣邦
日時:2024年11月16日(土)14:30-16:00
場所:単向街書店・東京銀座店
東京都中央区銀座1-6-1
形式:日本語トーク・全席自由
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入場券事前購入:ポスターのQRコード、ホームページ
当日券購入:店頭レジ
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費用:1500円
上部「Get Tickets」のボタンをクリックし、購入画面へお進みください。
お客様都合での払戻しは一切承ることができませんのでご了承ください。
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単向街書店・銀座店の年間会員は無料
下部「Going」のボタンをクリックし、申込画面購入画面へお進みください。
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お問い合わせ:インスタグラム公式アカウント、電話0362630116。
◎年間費会員33,000円/年(税込)
年間費会員申込コード
【会員特典】
1、番号付き会員カード
2、ドリンク無料券12枚の進呈
3、イベント無料参加
4、中国語書籍(簡体)3割引
【イベント紹介】
「東アジア」という地域への政治的・社会的・文化的視点はいかにして可能か。中世以前、「東アジア」は地理的に中国大陸を中心に構成される概念であった。そして、その中国の中心性は政治的・文化的に形成されていた。すなわち、政治的には中国の皇帝制によって、文化的には漢字という書記言語によって形成されていたのである。ゆえに、中世における東アジアは中国的世界として存在していたということもできよう。だからこそ、東アジア論は漢字論と『論語』論とを中心に語ることができる。
漢字は広大な中国世界を「中国語」として統一させうる。さらに、「日本語」を書記的言語体系として『古事記』『日本書紀』『万葉集』の叙述を可能にしたのも、朝鮮半島を経由して渡来した漢字である。つまり、漢字が日本語を作り、日本の文化的形成を可能にしたのである。ゆえに、日本語にとっての漢字の存在は〈不可避の他者〉と呼ぶことができる。
さて、漢字を媒介とする言語世界として形成された「東アジア」は、激動の近代を経て現代にある。「東アジア世界」の平和的成立の可能性を問う。
【関連作品】
『可能性としての東アジア』
発行元:白澤社 販売元:現代書館
2024年6月出版
日本思想史家として活躍してきた著者が主として台湾・韓国などでおこなった講演や講義を中心に構成した東アジア論。「東亜」か東アジアか、他者としての漢字、古代の日韓関係、「常民」を問う、靖国問題、東アジアの近代、東アジア共同体、『論語』の読み方、などを一市民として語ろうとする著者の言葉は著者自身の東アジア世界との思想的関わりを示すとともに、われわれの東アジア観の根底的な見直しを促す。